適切な大腸内視鏡前処置のための取り組みー全国の拠点施設からー

【監修】札幌医科大学附属病院内視鏡センタースタッフの皆様、山野 泰穂 先生

Vol.1 札幌医科大学附属病院内視鏡センター(Endoscopy Suite)

2020年4月に内視鏡センターは全面リニューアル致しました。その英語名称はEndoscopy Suite!広くて、清潔感溢れ、居心地の良い、特別な空間をイメージして、7つの検査ブース、リカバリー室、前処置・待合室を備え、最新鋭の内視鏡機器、新しいコンセプトでつくられた運用システムなど国内トップクラスの内視鏡センターに生まれ変わりました。

取り組み① 排便習慣チェック表の作成

日頃の排便状態を確認し、患者さんに応じた対応を行うことで、良好な腸管洗浄はもちろん、腸閉塞や腸管穿孔等のリスクを回避します。
チェック表により検査をオーダーする医師にも前処置のリスクを意識づけています。
提供:札幌医科大学附属病院

取り組み② 具体的な指導せんの作成

患者さんが便の形状を把握できるような分かりやすい表現を心掛けて、指導せんを作成しました。便が出ていても、腸管洗浄剤を服用した時に、腸閉塞や腸管穿孔を起こす可能性があります。服用前の便の形状を確認することが大切です。
提供:札幌医科大学附属病院

適切な大腸内視鏡検査にスタッフみんなで取り組んでいます。

当院では、排便がない状態で腸管洗浄剤を自宅で内服し、腸閉塞となった事例を経験しました。
その数年前から前処置のフローチャートづくりに取り組んでいましたが、完成には至っていませんでした。偶発症を経験したことで、在宅前処置の患者さんが「適切に腸管洗浄剤を内服できる!」「リスク回避行動がとれる!」という視点に絞り、状況に沿った行動を指示するフローチャートを作成しました。また、検査前の偶発症リスク評価も重要と考え、排便習慣チェック表を医師とともに作成し、検査オーダー時に医師が確認するようにしました。
今後も患者さんの声を聞き、評価をしながら、さらに適切な大腸内視鏡検査を行えるよう医師と協働していきたいと考えています。

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