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「おいしく食べたい!」をかなえるクローン病・潰瘍性大腸炎の安心ごはん
(女子栄養大学出版部)​​​​​​​

おいしく食べたい!」をかなえるクローン病・潰瘍性大腸炎の安心ごはん

献立・料理 料理研究家・栄養士 田中可奈子先生
病態監修 酒井英樹 先生(柏市立柏病院 副院長 消化器内科部長)
栄養指導 石川由香 先生(柏市立柏病院 栄養科 副士長)

本書は、クローン病・潰瘍性大腸炎の患者さんのためのアイデアレシピ、
低脂肪でおいしく作る工夫が満載のレシピ集です。本書から、「食べたい!をかなえるアイデア」と、「脂質1日30g以下の献立」の内容の一部をご紹介させていただきます。

著者紹介&メッセージ食べたい!をかなえるアイデア
脂質1日30g以下の献立

【著者紹介】

田中 可奈子(たなか かなこ) 料理研究家・栄養士。女子栄養大学短期大学部卒業。自宅で料理教室「Kanako‘s Kitchen」を主宰するかたわら、書籍・雑誌、新聞、企業ホームページなどで幅広くレシピを提案する
 

【メッセージ】

数年前、息子が突然クローン病と診断されました。幸い症状は薬ですぐに治まって数日で退院。けれど、私の作った食事が悪かったのかと自分を責めたり、なにを食べさせたらよいのかと悩む日々がしばらく続きました。病院の管理栄養士さんから「脂質控えめで、残渣の少ない(食物繊維が少ない)食事を」とアドバイスを受けても、では具体的になにを作ればよいのか……。(中略)最初はとまどいましたが、「家族みんなで食卓を囲んで食事を楽しみたい」との思いから、「使って安心な食材でなにができるのか?」を出発点に、毎日の献立を考えるようにしました。(中略)「食べること」は元気に生活できる基本。「食べたい」をあきらめないで、本書のレシピを試してみてください。簡単に作るコツ、アレンジできる食材、工夫したところなどエピソードも載せています。また、個人差も大きい病気なので、お医者様や体調と相談しながら、自分に合う食材を探してみてください。少しでも同じ悩みをもつ方のお役に立てましたら幸いです。
(本書P2 本書を手にした方へ より抜粋)

食べたい!をかなえるアイデア

1.脂質の少ない食材を選ぶ

一口に豚肉、牛肉、鶏肉……といっても、使用する部位で脂質量は異なります。特に豚肉の場合、肩ロース肉とヒレ肉では、100gあたりの脂質量で比べたとき17.3gも差が。脂質の少ない食材選びは、クローン病患者向けレシピの基本。本書P116の「脂質量一覧」も参照して下さい。

《豚肉・鶏肉の脂質量》※「エネルギー早わかり」(女子栄養大出版部)より 1食あたりの脂質量
豚肩ロース肉・脂身つき

豚肩ロース肉・脂身つき
2枚(60g)

[脂質]:11.5g

 
豚もも肉・脂身つき

豚もも肉・脂身つき(100g)
[脂質]:10.2g

 
豚ヒレ肉

豚ヒレ肉 長さ5cm (80g)
[脂質]:1.5g

鶏もも肉・皮なし

鶏もも肉・皮なし 1枚
(200g)

[脂質]:7.8g

 
鶏胸肉・皮なし

鶏胸肉・皮なし 1枚(190g)
[脂質]:2.9g

 
豚ヒレ肉

鶏ささ身 1本(45g)
[脂質]:0.4g

2.調理で脂質をカットする

調理にひと工夫することで、脂質の量がぐっと減らせます。脂身は切り落とす、鶏肉なら皮を除く、ひき肉ならさっと湯通しするなど。たとえば鶏もも肉の場合、皮をとり除くだけで、同じ量の皮つきの鶏もも肉に比べ、脂質の量を約75%カットできます。

調理で脂質をカットする

3.調理に油を使わない

せっかく食材の脂質の量を減らしたのに、調理中にたっぷり油を加えてしまっては台無し。フライは揚げずに焼く、電子レンジを活用する、油なしでもこびりつかないフッ素樹脂加工のフライパンを使うなど、油をできるだけ使わない方法で調理しましょう。

電子レンジを使えば、ノンオイルでもパラッとしたチャーハンが作れます(本書P.60)

(本書P26 食べたいをかなえる① より抜粋)

調理に油を使わない
おいしく食べたい!」をかなえるクローン病・潰瘍性大腸炎の安心ごはん

もっといっぱい!食べたいをかなえるアイデアを知りたい方はコチラ

「おいしく食べたい!」をかなえる
クローン病・潰瘍性大腸炎の安心ごはん
(女子栄養大学出版部)