JW Pharmaceuticalと韓国における
二次性副甲状腺機能亢進症治療薬AJT240の
ライセンス契約を締結

2017年10月31日
EAファーマ株式会社

 エーザイ株式会社の消化器事業子会社であるEAファーマ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松江 裕二、以下「EAファーマ」)は、昨日、JW Pharmaceutical CORPORATION(本社:韓国ソウル特別市、代表:韓聖權、申英燮、以下「JWP」)と血液透析患者様のための二次性副甲状腺機能亢進症治療薬(開発番号:AJT240)について、韓国における開発および販売権を供与するライセンス契約を締結したことをお知らせいたします。

 二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)は、慢性腎臓病(慢性腎不全)の進行に伴って発症する合併症のひとつで、副甲状腺から副甲状腺ホルモン(PTH)が過剰に分泌される病態です。PTH が過剰に分泌されると骨からリンおよびカルシウムの血中への流出が促進され、その結果、骨折のリスクが高まったり、リンおよびカルシウムが骨以外のところに沈着して異所性石灰化をおこし、関節痛などの症状も引き起こします。特に心血管系に蓄積すると、動脈硬化などの心血管系障害の発症リスクが高まり、生命予後に影響を及ぼすことが報告されています。

 AJT240は、副甲状腺細胞膜上にあるカルシウム受容体に直接作用して、副甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑制する薬剤です。また、AJT240は、透析終了毎に薬剤を透析回路より静脈内に投与する静脈注射薬であることから、維持透析患者様の服薬アドヒアランスの向上や、従来の経口の二次性副甲状腺機能亢進症治療剤で見られる吐き気や嘔吐などの消化器関連の副作用を軽減することが期待できます。

 今回 のJWPへのライセンス供与は、韓国内における二次性副甲状腺機能亢進症で苦しむ血液透析患者様のアンメット・メディカル・ニーズの充足への貢献が期待されます。
 EAファーマは、消化器領域を中心とした医薬品開発を行うとともに、新たな医療価値を創造することで、世界中の患者様やそのご家族、そして医療従事者の皆さまに貢献して参ります。

以上

参考資料

1. EAファーマ株式会社について
エーザイ株式会社の消化器事業子会社であるEAファーマ株式会社は、エーザイグループが60年以上取り組んでいる消化器事業と、アミノ酸をコアとする味の素グループの消化器事業が、2016年4月に統合して設立された、研究開発、生産物流、営業・マーケティングのフルバリューチェーンを有する消化器のスペシャリティ・ファーマです。
EAファーマ株式会社の詳細情報は、http://www.eapharma.co.jp/をご覧ください。
2. JW Pharmaceutical CORPORATIONについて
JW Pharmaceutical CORPORATIONは、70年以上に渡り韓国の医薬品市場をリードしてきました。抗がん剤等の研究開発をはじめ、輸液、抗生剤等の医療用医薬品の製造販売を行っています。JW Pharmaceutical CORPORATIONは1945年に設立され、韓国取引所(KRX)に証券コード「001060」で上場しています。
JW Pharmaceutical CORPORATIONの詳細情報は、
http://www.jw-pharma.co.kr/pharma/en/main.jspをご覧ください。
3. 二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「AJT240」について
AJT240は、味の素製薬株式会社(現EAファーマ)が創製し、開発を進めてきました。その後、日本国内においては、株式会社三和化学研究所(以下「三和化学」)とAJT240の開発および販売権に関するライセンス契約を締結し、現在は、三和化学により開発番号SK-1403として国内臨床第Ⅱ相試験を実施中です。


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