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Synmosa、EAファーマから新薬を導入 慢性便秘症に対する世界初のIBAT阻害薬が台湾で承認、2026年4~6月に発売予定

2026年1月28日

EAファーマ株式会社

Synmosaグループ(TW: 4114)は、慢性機能性便秘症の治療に用いる世界初の胆汁酸トランスポーター(IBAT: ileal bile acid transporter)阻害薬が台湾で承認され、今年4~6月に発売予定であることを本日発表しました。これにより、台湾の臨床現場に新たな治療選択肢が加わります。


Goofice®(Elobixibat) は、EAファーマからライセンスを受けた慢性機能性便秘症に適応を持つ世界初のIBAT阻害薬です。その新しい作用機序により、Goofice® は排便頻度、便性状に加え、生活の質(QOL)の改善においても長期にわたる安定した効果を示しました。また安全性についても良好なプロファイルが確認されています。

Synmosaは、台湾の10の医療センターと1つの地域病院で本剤の臨床試験を完了したことを報告しました。発売後、Goofice® はSynmosaの消化器領域の製品ラインナップをさらに強化し、消化器疾患分野での包括的なプレゼンスを拡大していきます。

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経口IBAT阻害薬が慢性便秘症のアンメットメディカルニーズに応える

台湾における慢性便秘症治療は、主に便軟化剤、潤滑性下剤、刺激性下剤、浸透圧性下剤などに依存しています。これらの治療法は十分な水分摂取を前提としますが、水分摂取が不足すると、便秘の悪化や腸閉塞などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。さらに、下剤や浣腸の長期使用は腸管神経の感受性を低下させ、正常な腸管運動や排便反射を損ない、治療効果を徐々に減弱させます。

Goofice® の有効成分であるElobixibatは、胆汁酸トランスポーター阻害薬として、胆汁酸再吸収を阻害することで大腸に流入する胆汁酸濃度を増加させます。胆汁酸は、①大腸内への水分分泌、電解質分泌の促進、②腸管運動の促進、③直腸感覚の増強による便意の増加というトリプルアクションで慢性便秘症状を改善します。

Lancet Gastroenterology & Hepatology(2018年)に掲載された研究によると、本剤による1週間の治療後に、自発排便回数は平均6.40回/週増加し、プラセボ群の1.73回と比較して有意な改善が認められました。また、ブリストル便形状スケールの平均スコアは4.4に改善し、プラセボ群の2.5と比較して良好な結果を示しました(スコア1–2は硬便、3–5は正常、6–7は軟便)。最長52週間の長期投与試験では、排便頻度と便性状の持続的な改善が確認され、世界的にその臨床効果が認められています。

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便秘症:台湾で8億新台湾ドル超の市場を持つ隠れた流行病

不規則な食習慣や生活リズムの乱れにより、台湾では慢性機能性便秘症がより身近な健康問題となっています。台湾栄養基金会による便秘と食習慣に関する調査では、オフィスワーカーの約半数(47.2%)が長期的な便秘に悩んでおり、加齢とともに有病率は顕著に増加します。65歳以上では約24%~40%が便秘を抱えています。

台湾衛生福利部の国民健康保険医療統計によると、2018年には、約140万人が便秘症で医療機関を受診しており、女性は男性の約2倍に上ります。さらに、国民健康保険署の2023年報告では、便秘症治療薬は全国の薬効別の処方量で第3位にランクされ、年間使用量は3億6千万錠と、胃酸分泌抑制薬と同程度の規模に達しています。

台湾の便秘治療薬市場は現在8億新台湾ドルを超え、年間6~8%の成長率を維持しています。超高齢化社会の到来や食生活・ライフスタイルの変化に伴い、消化器治療薬の需要は着実に増加すると予測されており、便秘治療の重要性は一層高まっています。

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消化器領域のポートフォリオ強化

Synmosaグループは長年にわたり消化器疾患領域に注力し、処方薬とOTC製品の両方を網羅する幅広いポートフォリオを展開しています。処方薬では抗下痢薬K.B.T. TABLETS、OTCブランドでは逆流性食道炎治療薬gelfos®M、消化・膨満感改善薬Phazin、複数の浣腸製品などを提供し、医療現場から一般消費者まで幅広い消化器領域のニーズに応えています。

Goofice®(Elobixibat)の発売により、慢性便秘症患者に新しい治療選択肢を提供し、便秘症診療におけるアンメットメディカルニーズを充足するとともに、Synmosaの消化器製品ポートフォリオをさらに強化します。

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Synmosa Biopharma Corporationについて

Synmosa社は1980年に設立され、医療業界における多面的な発展に注力し、医療用医薬品開発、ジェネリック、OTC、ヘルスケア製品の研究開発から製造、流通、販売・マーケティングまで幅広く手掛けています。呼吸器、循環器、女性ホルモン、泌尿器、がん領域を重点領域としており、次なる重点分野として消化器領域に注力しています 

EAファーマ株式会社について

エーザイ株式会社の消化器事業子会社であるEAファーマは、エーザイグループが60年以上取り組んでいる消化器事業と、アミノ酸をコアとする味の素グループの消化器事業が、2016年4月に統合して設立された、研究開発、生産物流、営業・マーケティングのフルバリューチェーンを有する消化器のスペシャリティ・ファーマです。

 

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